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呼吸法の習得:プラナヤマの練習

09/23/2014

プラナとはサンスクリット用語の1つで、生命力を意味します。プラナヤマとは呼吸法を通してこの生命力を引き出す一連のテクニックです。プラナは私達の呼吸の根底に流れる力であり、私達の捉えがたい神聖な本質と肉体とを結びつけるものです。プラナヤマによって、私達の呼吸は精神的、感情的、思考的、肉体的なあらゆる側面に密接に結びつけられ、自己の存在の全領域に行き渡ります。この結合があるが故に、私達の感情や思考の状態は私達の呼吸と影響を相互に及ぼしあうのです。

私達は皆、恐怖にとらわれると呼吸が速くなります。息を呑む、つまり呼吸が一瞬止まります。愛情に満たされ、心身ともに健やかな時は、呼吸が深く大きくなり、体中にエネルギーが行き渡ります。

良いことに、その反対も又真なりです。つまり適切な呼吸法を使った呼吸の仕方を習得することによって、感情的、思考的、肉体的、精神的な状態を良い方向へとコントロールすることができるのです。

プラナヤマのテクニックは数多くあり、健康と自己を様々な側面へ輝きをもたらしてくれます。それらのテクニック全体に共通する基本は、呼吸というものを、純粋な酸素・エネルギー・光の運び手、と捉え、呼吸をすることで、それらを私達の内的、及び外的な日々の活動に、いつでももたらしてくれるという認識です。以下に述べるのが、サイマーが進める3つのプラナヤマテクニックです。

ウジャイ呼吸法

ウジャイ呼吸法の練習の仕方:

  1. 鼻だけで呼吸をし、喉の奥を少し閉じます。(すこしあごを鎖骨に近づける)そうすると、呼吸のたびに音がします。この呼吸は大きな音ではっきりと海の波音のように力強く聞こえるように呼吸をしてください。

鼻で呼吸をすることによって、息がろ過されます。酸素と生命力が自由に脳へ、とりわけ松果体へと流れ込みます。

意識した呼吸法

意識した呼吸法の練習の仕方:

  1. 体に出入りする1回1回の息を感じ取る練習をしてください。この様に息を自然に感じ取ることで、その瞬間を意識し、気持ちの落ち着きと安らぎがもたらされます。
  2. また、意思と想像力をもって、意識して呼吸法を行うことで、肉体的及び非肉体的な自己の存在に直接、光を当てることもできます。この方法が最も有効なのは、サイクリック呼吸法を練習する場合です。サイクリック呼吸法は息の中に生命力を生み出して活用するからです。普段どおり、無理のない速さとリズムで呼吸をし、吸う時と吐く時に、間をあけないで下さい。息がひとつの連続した流れとなるようにしてください。

火の呼吸法:

火の呼吸法の練習の仕方:

  1. 背骨をまっすぐにして座り、胸を広げ、肩の力を抜きます。
  2. 目を内面に向けて鼻を見ます。眉と眉の間の第1の目(アジナチャクラ)を意識します。舌を巻き上げて口蓋上部に触れます。この状態は呼吸法の練習中に全身へエネルギーが循環するのを促します。
  3. 手を「マハチン・ムドラ」(人差し指の爪を親指で覆う)にし、手の平を上にして 膝の上に両手を置きます。このマハチン・ムドラは、エゴ、すなはち、小自己を完全に打ち消す「至高の自己」を象徴しています。
  4. 鼻だけで呼吸し、息を吐くときは、背中から腹を引っ張るように思い切り息を吐きます。その後自然に息を吸います。
  5. 一定のリズムでゆっくりと呼吸を始め、その後徐々に呼吸を速め、最終的にできるだけ早く呼吸をします。早い呼吸はできるところまでにし、一定の呼吸のリズムに戻り、呼吸を整えてから、早い呼吸をしてください。

の呼吸法は3~5分間練習するのが最適です。

ムドラ:

プラナヤマの練習中に行う「ムドラ」がいくつかあります。ムドラとは手と体の姿勢のことで、肉体と非肉体におけるそれぞれの経路をエネルギーが流れるのを助けるものです。以下の5つの異なるムドラが火の呼吸法を行う時に使われます。

  1. 手を「マハチン・ムドラ」(人差し指の爪で親指を覆う)にし、手の平を上にして 膝の上に両手を置きます。このムドラは、エゴ、すなはち、小自己を完全に打ち消 す「至高の自己」象徴しています。
  2. 親指を上に向けてこぶしを作ります。親指を上に向けたまま、手を膝の上に置きます。このムドラは「至高の自己」が上方を向いていることを象徴しています。
  3. 腰に手を置きます。両方の親指が背骨を指すように手を置いてください。左右の他の四本の指はウエストを支える様にそえてください。このムドラは第1と第2のチャクラを強化します。
  4. 脇の下に両手の親指を置き、他の4本の指はそれぞれ地面と平行になるように胸に置きます。息を吸うと同時にひじを後ろへ引き、肩を下ろして、左右のひじとひじを近づけると肩甲骨を刺激します。このムドラは心臓部の中心を広げるのを助けます。
  5. 息を吸いながら両腕を頭の上へまっすぐに伸ばして両腕を両耳へ近づけ、手の平は前へ向けます。息を吐きながら両ひじを思い切り体の両脇へ下ろし、親指を外にして指を曲げ、こぶしを作ります。このムドラは光によって体にエネルギーを与える助けをします。

火の呼吸法に関する注意事項:

  1. 必ず空腹状態で、又は食後最低4時間経ってから練習してください。(早朝が最適です。)
  2. 決して体に無理をかけてはなりませんが、恐怖心と肉体の実際の限界とは別物であることを認識してください。冷静かつ明確な意図とリラックスした肉体をもって精神的な限界を超えるときに、最大の効果が生まれます。

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